【イベントレポート】映画『彼の瞳に映る僕』初日舞台挨拶
- 株式会社2Lスタッフ

- 10月18日
- 読了時間: 3分
2025年10月17日に「イオンシネマ板橋」にて初日舞台挨拶を開催!司会進行の今西MCの呼び込みで、上映への期待が高まる場内にキャスト全員・監督・アーティストが登場し、場内は盛大な拍手に包まれた。

この日は、主演の北澤優駿・増島拓実をはじめ、高井千帆、冬野心央、木村一翔、石田瑞樹監督・のんぴーの7名という豪華メンバーが集結した。
本作のあらすじは、主人公は性的指向が男性。誰にも性的指向のことを言えない。そんなある日、ゼミの友人と意気投合する。友人がさりげなく「自分はゲイ」だと言い、2人は付き合う。しかし、付き合う中で色々な壁が出てくる。「自分は普通じゃない。」と劣等感を抱く主人公。そんな中、主人公は幼馴染の女の子に告白される。しかし、自分に嘘をついているもどかしさに疑問を感じてしまう。彼は重なる高い壁を乗り越えながら幸せになるのか。自分に嘘をついているもどかしさを感じながらも、幼馴染と付き合い幸せを得るのか。視聴者に性の多様性への理解だけなく、誰もが「普通」に人生を歩むことについて問いかける物語。
さらに、国内外で数々の賞を受賞する“石田瑞樹”監督が、日本での劇場公開最年少監督を4歳早く更新。役者・スタッフ陣も平均年齢26.3歳と若手の力が作品に結集している。
最初の挨拶で篠崎風吹役の北澤さんは、「このメンバーにしか出せない、すごく素敵な優しい作品になっています。何か感じ取っていただけたら嬉しい」と作品の想いを語った。

志摩海斗役の増島さんは、「人それぞれの『普通』という言葉を改めて考えるきっかけになれば嬉しいです」と来場した人々に訴えた。

蒼井奈那役の高井さんは、「私も人それぞれの考える『普通』が何かを考えながら撮影していました。完成した作品を観た後に、また考えがガラッと変わりそう」と話した。

石田監督は、「答えはないので、みなさんの捉えていただけるような形で楽しんでいただきたい。エンタメはそういうものだと思います。明日を生きる糧になっていただければ嬉しい」と話した。
本作の主題歌『一色合切』を担当したのんぴーさんは、「私が作品を見て思ったことを曲に乗せました。監督の熱い想いを知っているので、それを感じながら作品・楽曲と共に楽しんでほしい」と語った。加えて、主題歌『一色合切』の制作についても話した。のんぴーさんは、「監督からは最初に具体的なオーダーが沢山ありました。監督の意向に合わせて作った曲・私なりに感じて作った2曲を提出しました。すると監督が『2曲目がいいです』」と秘話を明かしつつ、監督とのエピソードを語り会場は笑いに包まれた。

自分たちの役柄について北澤さんは、「自分の性格とは真逆のタイプであった」と話し、役の難しさと自分との違いを話した。増島さんは、「皆さんが思うようなイケメンでクールな存在。彼なりの繊細さや臆病な部分もあり、人間らしさを表現したが、難しい役だった」と、役の苦労を話した。高井さんは「思ったことをストレートに言うタイプが奈那であり、私はあまりそういうタイプではないので、真逆の性格を演じるのに試行錯誤した」と話した。また、「みなさんに一番近い立ち位置の役なので、共感できるところがあったら嬉しい」という想いも観客に伝えた。冬野さんは「現場で増島さんが仲良くしてくださったので、そのリアルから出る親友感が伝われば嬉しい」と話した。

木村さんは「実際の役柄と映画全体を見た時に、桜井弾という存在がいることで、また違う視点で見ることができるのではないか」と話した。

舞台挨拶の後半では、のんぴーさんによる『一色合切』の生歌披露が行われた。力強く想いが込められた歌声は一瞬で会場を包み込み、本編上映前の観客の期待をより高めた。
最後の挨拶では1人1人が作品への想いと観客への想いを力強く語り、舞台挨拶は幕を閉じた。



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